刑事司法の信頼問題とか。

夏学期開始した。最終学年最大のヤマで、いっぱいいっぱいである。正直しんどい。
1)朝1コマ目が週4日。
2)火は3コマ、水木は4コマ。(一日フルで5コマ。)
どこまでもつか。倒れるまで走るしかない(^(00)^;;
「刑事訴訟実務」は、弁護士の実務家教官の担当ではあるが、
警察なり、検察なりの手法につき、捜査機関実務は「なんでもあり」という現状があると、率直だ。
むろん、弁護人なり学説の立場からは、そんなん認めえないというのが当然あるが。
足利事件」につき、司法システム全体に対する不信感煽動キャンペーンみたいなものが、ネット世論で沸騰するとにらんでいたのだが。
今のところ目立ったものはない。
たとえば、こんなのとか。
http://ch10670.kitaguni.tv/e1135301.html
ネタ系と思料されるが、この辺は論外と言うところで。
次いで、かねてより藁人形叩きしたいと考えていたここ:
http://ameblo.jp/aobadai0301/entry-10276038718.html
何でこのやうな粗雑な論理展開のブログを「おすすめブログ」に推すか?
NPJ / 憲法・人権 関連ニュースサイト
推している方が法律家であると思料されるので、相当に問題を感じる。
国策捜査」「陰謀論」を推進する立場からの、恣意なんでしょうが。
植草氏も無条件横綱待遇のやうだし。
でも次のはびっくり!
http://ameblo.jp/aobadai0301/entry-10278243702.html
(引用はじめ)
そこを例の「年次改革要望書」によって、
日本のアメリカ化がますます自公政権によって進められて、
アメリカが日本でビジネスをしやすいように
英米法」をどんどん入れていって、
そんな法律制度も、それこそ100年ぶりの改正であれば、
ちゃんと国民的議論をやらなければいけないのに、
アメリカに押し付けられるまま、強引に変えていったから、
日本の法律の形も、実情にそぐわない、
いろんな混乱をきたしている。
(引用終わり)
何ですが、日本国憲法が「英米法」的な「法の支配」を取り入れ、また、刑事訴訟における「手続保障」を導入し、人権保障を図ったのも、「年次改革要望書」によってなんですね、わかります。
さすがに法律家の良心がとがめて、このエントリを「おすすめブログ」に直接推さなかったのですね、わかります。
まず、「政権交代すれば、冤罪がなくなる」は、因果関係的に疑問でしょう。
自民党単独政権下で、冤罪再審無罪が勝ち取られてきた経緯、弁護人、支援団体の尽力をどう考えておられるのか?
民主党が、司法の横暴を排する改革に、全力を挙げてきました」
ウソでしょ?自民党政権の「司法制度改革」に、対抗軸を掲げて抵抗していた姿が、私からは全然見えません(:(00):)
小沢問題第三者委員会報告が、一部では圧倒的人気ですが。
メディアに思うこと、。。。(第三者委員会 『 報 告 書 』) : 晴 天 と ら 日 和
カナダde日本語 第三者委員会が報告書で検察に説明責任を求める
こんなのお手盛りじゃ?と、正味思うんですよ。
下記につき、(異論を留保しつつ)大筋で同感。
民主第3者委員会は公正か(政治とカネ153) ( 政党、団体 ) - 弁護士阪口徳雄の自由発言 - Yahoo!ブログ
それにしても、郷原何某については、以前に書いたとおり、積極的に小沢擁護の主張をする点につき、何しかウサンクサンケイと考え、法律家として信ずるに足らないと考えるに至っており、「第三者」としての要件を欠くのではと考えたりして。
でわ。