公共事業とか、つらつらと。

8月最終日から研修。守秘義務もあるが、いろいろあったことにつき、言えやしねえ。
翌週は疲れをとるのに専念。だらだらと。
19日からシルバーウイーク*1は、集中講義。
「連休じゃないと、本務校空けられないから…」との教官の釈明。
天気よかったなあ*2。まあ金ないから、やることもないが。
さて、民主党政府につき、世間の大勢は好意的ではある。
自分も別段、実行可能なことで良い結果をもたらす行為につき、「がんばってやってください」というスタンスであるし、争いはない。
ただし、やはりというか、シラケている部分もあって。
八ッ場ダム中止問題について、下記のように商業メディアを指弾する声あり。
八ッ場ダム報道でヤラセ発覚: きっこのブログ
きまぐれな日々 動き出した新政権の「脱ダム」政策と反動マスコミの謀略報道
この件につき、怒りが集まっているが。
SIMANTO114の田舎暮らし さくら咲く
土佐高知の雑記帳:撤退する勇気を持て!!
http://tod.cocolog-nifty.com/diary/2009/09/post-9ac1.html
出身地のことでもあり、関心はあったが(むろん建設は反対である)、
色々他事考慮すべき要素はあると異論を呈したい*3
ダム予定地は何度も通っているので、承知している*4
ところで、自分が物心ついたころ、実家からほど近い渡良瀬川に、ダムが建設された。
草木ダム - Wikipedia
今は廃道になった国道を、通ったことがある。
1970年頃で、平地の道路は全面舗装の時代に、国道なのに砂利道で、
一車線(片側一車線ではない!)の道だった。
水没する集落に入ると、人の住む気配のない掘立小屋が無数に建っていた。
この辺「おとなの事情」だろうが…*5
要は、国や自治体は、水没予定地のためには、基本的に“何もしない”のですよ。
“目先の金に釣られた”とはよく言うが、兵糧攻めと言ってよい。
そもそも地方は、“三位一体の改革”で、日常的に“兵糧攻め”されてるもんね。
事実上強制合併とかされてるもんね。
ご承知の通り、かの界隈は旧3区で、福田と中曽根と小渕の領土*6であったが、
かのお三方の掌で踊らされた保守の皆様には共感はないものの、いくばくかは哀れと思う。
いいようにやって、いいように票にした方々には、政治的、道義的責任はある。
ま、これからは現与党の皆さんが政治的責任を負われると解されますが。軽いものではないので、右往左往してください。
machineryの日々 利害調整は誰のもの?
地元の自民党町会議員のオバちゃんが、名指しでdisられているが、負うているものは軽いもんではなかろうに。
地方に対する偏見を感じて、ノイってしまう。
“地方に対する偏見”で言えば、土建業に対する差別感情ね。
今住んでるところが“土建天国”ですんで、disられる立場にあるのかなとも思うが、
土建業くらいしか産業がない。勤め先がない。
新自由主義的立場に立てば、とっとと撤収して、都市部に来いってことですか?
世に倦む日日 湯浅誠と飯田泰之の対談‐新自由主義の新しい潮流と国民最低保障
>いやらしくいえば、そんな土地にしがみつくな、さっさと移住しろ、と。(飯田)平たくいうと、そうなります。
>どこに住んでいる人間であれ、等しい公共サービス(教育・医療・福祉・情報・エネルギー・金融)を受けられる権利を持つ。
大先生はナショナルミニマムにセンシティブである。禿同!
さて、建設業に未来はあるか?
自民党政権で30年遅れだった日本を10年遅れにまで進めたということ : 広島瀬戸内新聞ニュース(社主:さとうしゅういち)
>今後の公共事業について言えば、既設インフラの修繕と地域の土砂災害対策で、かなりの仕事量になります。
この点については同意。
高知県の建設業 /メモ: 土佐のまつりごと
統計数字から、ゼネコンと中小業者への二極化が進んでいる。
地域密着、生活密着型公共事業の比重を増せば、ゼネコンに中抜きされることなく、従事者の雇用が守られると解されるが*7
でわ。

*1:って、何だよ?マスコミの造語と解される。

*2:1日を除き

*3:自公に助太刀する気はないものの

*4:実家から東京行くより遠いのだが

*5:今は立法により排除できるのだろうが、わかりません。

*6:+山鶴

*7:そのためには、「公契約条例」の制定も重要